プラレールのレールで、一番特殊な形状をしているまがレールですが、このまがレールが登場したことにより、今まで困難とされていたレール配置の自由度が、改善されてきました。
従来のレールでも、長さの短い調整レールなどを駆使して、ポイント分岐などにより生じる中途半端なレールのつなぎを工夫していたと思いますが、まがレールを使うと既存レールだけでは、解決出来ない部分もまがレールを入れることで上手く繋げることが出来ます。
まがレールの商品レビュー
調整レールでも出来ない調整が可能
曲線などの調整は、直線の調整レールだけでは、不可能なこともあり、あまり応用できなかったと言う状態でした。そういう調整でもまがレールは、効果的です。
利用方法の事例として、アナウンスステーションの3番線を、自動ポイントを使って分岐したものです。1,2番線には、直線と1/2直線を使い、3番線にまがレールを配置すると、ちょうどいい具合に、実際の駅のような分岐が可能となります。
まがレールの欠点
微調整するのに便利なまがレールですが、欠点もあります。直線2本分の長さがあることと、高架部分での使用が出来ないことです。
まがレールのレール幅が、一般レールよりも広いため、高架部分では、橋脚のレールを置く部分の、幅より広くなってしまい、橋脚上に配置できないからです。
応用的な活用
この活用方法は、メーカーの提唱する方法ではないため、自己責任で参考にしていただきたいのですが、欠点の一つを改善する方法です。まがレールが、ブロック単位で形成されたものを、ジョイントで結合していると言うことに着目しました。
上記の画像のようにブロック単位で、外してやれば、長さを調整することが出来ます。腕時計のバンドを、腕のサイズで調整する感覚ですね。
ただし、まがレールは、通常のレールよりも硬質なプラスティックなので、ジョイント部分が、脱着により破損する可能性もあります。状況に応じて、脱着の頻度は、最小限にとどめましょう。
総評
使い方を考えれば、レイアウトの自由度を向上させるアイテムだと思います。
複線の外側に何本かを使用して、長さを調整してやれば、複々線の運用も可能でしょう。1本の単価が高いので、実用上は問題がありますが…
しかし、まがレールを2〜3本ぐらいは持っていると、レイアウトの調整に役立つレールです。
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