ハイパーガーディアンの撤退

プラレールの商品カタログから、ハイパーガーディアンのシリーズが消え、代わりにトミカのハイパーシリーズにハイパービルダーという建設用車両のハイパーシリーズが登場しています。

トミカのハイパーシリーズが、ラインナップを増やし、モデルチェンジでリニューアルしているのに対し、プラレールのハイパーガーディアンは、一通りの車両が出揃ったところで終了という明暗を分ける形になっています。

何故これほどまでにトミカとプラレールで違いが出てしまうのでしょうか?

トミカもプラレールも古くからロングランで続いている乗り物のおもちゃと言うことは共通ですし、トミカもプラレールと一緒に遊べるようトミカタウン対応などの周辺アイテムが充実しています。

トミカとプラレールで明暗が分かれたのは、私が察するに明暗を分けた決定的な違い、それはずばり遊び方ではないでしょうか?

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プラレールとエコ

ここ数年のエコに対する意識は、かなり市場に定着しましたが、プラレールでもエコに対する取り組みを商品に反映させてきましたね。

その第1弾となったのが、テコロジープラレールですが、走行時の発電でライトを点灯させるという発想は、自転車のライトのようです。後進する時には、テールライトがつくので、ライト付き車両の後部車両として利用すれば、電池を使わないで、前後共にライト点灯に対応する事が出来るものです。

手押し遊びでライト点灯という商品は、過去にもありそうな内容ですが、エコという言葉が広まった現在では、エコ対応のプラレールというイメージ戦略で売り出したのでしょう。

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プラレールアドバンスは、発展するのか?

この秋から発売予定のプラレールアドバンスは、従来のプラレールよりも製品に実車のリアリティを持たせた製品で、プラレールの青いレール1本で、複線利用するというおもしろい使い方をしています。

実車のようなリアリティとは言っても鉄道模型のような実車のスケールダウンモデルではなく、プラレールのレール上で離合することを考慮し、先頭車両と中間車両で長さが違うアンバランスなものとなっています。

初期のラインナップを見ていると、車両の選択は、当たり障りのないものばかりとなっていますが、セットに関しては、専用レールや駅など、同梱されています。ただ、発展的な感じのしないものばかりで、システム的に不十分だと思ってしまいます。

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余るレール、足りないレール

プラレールも長くやっていると、複数のセットを購入して、たくさんのレールや情景部品を持つことになりますね。セットばかりでなく、単品で必要なレールや情景部品を買い足さなければ、思うようなレイアウトを作れないことも多いと思います。

しかし、現在のプラレールセットは、単品では入手できないような特殊アイテムも多く、セットでしか入手できない車両もあるため、必然的にセット品も購入することになり、気がつくと、膨大な量のレールが段ボール箱に貯まってしまうと言う経験をされている方も少なくないと思います。

しかし、実際に余るほどのレールを駆使して、大きなレイアウトを作ろうとしても、ターンアウトレールが足りないとか、ヤードの車止が足りないと言ったような、不足部品が出るために、単品やYahoo!オークションでの入手をされている方も多いようです。

現在のプラレールセットの多くは、楕円のレイアウトに、セット独自の情景部品とセットでしか入手できないようなの車両という、組み合わせがあり、セットの複数購入により、R-01直線レールR-03曲線レールが、異常なまでに増えてしまう結果になっています。

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増えるママさんプラレーラー

プラレールというのは、男の子のおもちゃとして、市場で認知されていたのは、すでに過去のことになりつつあるようです。子供のために買ったつもりが、親がハマってしまうと言う現状も、父親だけではなく、母親にも広まっているからなのです。

うちのサイト宛にメッセージを送ってこられる方の半数は女性です。サイト内で掲載している電池交換や修理に関する問い合わせなんかも女性からの質問が多く、サイトの記事を書くヒントになっていることもあるのです。

母親を夢中にさせるプラレールの魅力って何なのでしょう?

一概には言えませんが、国鉄のJR分割民営化後、女性を引きつけるような魅力的で華やかなデザインの車両が増えたせいではないでしょうか?

国鉄時代は、全国で走っている車両で、地域による形式の違いがあっても、似たようなデザインに同じカラーという状況でした。ところがJR化後は、同一形式の電車でも、各JRでカラーを一新させ、個性的な配色で、私鉄を彷彿させるものへと変貌していきました。

拍車をかけるように、各JRでは専用の車両が投入され始め、今では逆に、廃車が進む国鉄時代の車両に希少価値が生まれるほどとなってしまいました。

プラレールも最近になり、これらの実車を忠実に再現する傾向が強くなったせいか、数多くの車両バリエーションが登場して、車両を集める楽しさも増しています。そう言った時代背景が、女性の視点で見ても魅力的に映るプラレールになっているのではないでしょうか。

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Twitterでプラレールのコミュニケーション始めませんか?

プラレールのユーザー同士もコミュニケーションを図る目的で、Twitterを利用すれば、リアルタイムでの情報交換も可能になってくると思います。

先週のセミナー以来、Twitterの利用頻度が多くなり、少しずつ利用方法が理解できるようになってきました。最近ではテレビでも芸能人がTwitterの話題をしているところが目に止まります。

企業にとっては、新しい情報ソースとなりつつあるのか、IT関連を中心に企業の公式Twitterアカウントが増えています。企業によっては、商品のPRだけでなく、顧客からの要望や質問などへの返信を行っており、ユーザビリティの向上につながっているようです。

このTwitterを使えば、プラレールに関する情報もリアルタイムにチェックが出来ると言うことなんですね。

例えば、現在、Twitterには、関連のつぶやきだけを集約できる「ハッシュタグ」というものがあり、プラレール用にも「#plarail」というハッシュタグが利用されています。これを利用すれば、プラレールの話題で盛り上がることも可能ですし、プラレールのユーザー同士でフォローも可能になってくるのです。

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地域が違えば、好みも違う

最近のプラレールは、実車を忠実に再現しているものが多く、初期のように成形色単色の電車などは、完全に姿を消してしまいました。JRが分割民営化をして、地方ごとに実車も多種多様化をしており、プラレールも常時、60種類以上のラインナップを展開しています。

しかし、関東など人口の多い地域の車両に比べ、ローカルなエリアで走っている車両のラインナップは、新幹線や特急が中心で、在来線の多くは、ほとんどカタログに載っていません。かつては、スペシャルセット限定で発売された車両もありましたが、定番としては存在しないのです。

うちの子供は、沿線を走っている在来線の811系や813系が、プラレールで無いのは何故かと言う疑問をぶつけてきました。どちらも過去にプラレールの発売歴がある車両ですが、現状では、ラインナップに加わっていません。

ちょっと前におもちゃ屋さんの店長から伺った話では、「サウンド江ノ電などの江ノ電関連商品は、福岡では人気がない」と言うことで、絶版となっている江ノ電のセット品などは、売れ残って未だに在庫があったぐらいでした。

逆に、福岡では、すでに絶版品となっている811系(JR九州スペシャルセット2)や813系(僕らの街九州セット)でしか発売されなかった車両が、多く走っています。

子供達にとっては、身近で走っている車両が一番愛着があるものです。私も学生時代に通学で使っていた筑肥線を走る103系1500番代が一番愛着のある車両でした。

しかし残念ながら、在来線は、見たことのない関東圏の車両が、ほとんどで、子供達の関心の対象ではありません。

九州には九州で、北海道には北海道でしか見ることが出来ない車両がたくさんあります。たとえ同型の車両があったとしても、全く違うカラーリングでイメージの異なる車両となっている場合もあります。

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レイアウトで悩む時間

プラレールのレイアウトもレールが段ボール箱2箱を超える頃になると、全てのレールを利用してのレイアウト作りは、なかなか難しくなってきますね。いや難しいというより不可能になってしまうという方がいいのかもしれません。

できるだけ多くのレールを使うつもりで、レイアウトを構築しようとしても肝心のレール部品が不足していたり、同じ種類のレールばかりが、余分にあったりして、レイアウトの形状にも制約を持ってしまうことも多いと思います。

作り始めてから、レールや情景部品の過不足で、やり直すことも多く、気がつくと半日以上、レイアウト作成に使ってしまうこともありました。好きだから、時間のたつのも忘れて取り組むのですが、満足なレイアウトが完成しないまま、時間切れとなってしまったことも結構ありました。

テーマを決めて構想を練る

レイアウトの作成時間短縮と、完成レイアウトで遊ぶ時間を確保するために、テーマを決めたレイアウト作成で、全体の構想を練ると、現在の保有部品の過不足もだいたい見えてくるはずなので、使うレールの確保から始めて、不足分だけレール部品を買い足すというやり方ができると思います。

余るレールを考えずに、駅構内とか、ヤードといった部分をクローズアップさせたレイアウトなら、必要なレールの種類も予測しやすいので、保有レールの状況を考慮した追加購入もできると思います。

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子供の視点、親の視点

子供のために買ったつもりが、親がハマってしまうプラレールは、親子で楽しめる魅力ある鉄道のおもちゃだと思うのですが、親がハマると子供が置き去りになり、本末転倒になってしまうことがあるのです。主役は、あくまでも子供だったはずなのに、いつの間にか、親の方が熱中してしまい、気がつくと子供の関心は、プラレール以外のものに移っていたなんて事はないでしょうか。

ある方からのメッセージで、「子供の関心がプラレールから、ゴーオンジャー(スーパー戦隊シリーズの特撮ヒーローもの)のおもちゃに移ってしまった」という話を伺いました。この方も、子供に買ったつもりが、自分の方がハマってしまったという方だったのですが、購入するアイテムが、リアル志向のものばかりになってしまい、鉄道模型の感覚で、プラレールを楽しもうとしていたそうです。

しかし、子供のプラレール離れが起きたので、当サイトの記事「プラレールで飽きないためには」を読まれて、ご連絡をいただくに至りました。

私が思うに、プラレールも鉄道模型のひとつという観点でとらえるのは、あくまでも親の視点なんですよね。うちもそうですが、子供の視点では、プラレールはたくさんつなげて楽しく遊ぶ電車のおもちゃという感覚だから、リアルな新幹線と、ハイパーガーディアンが一緒に走っていても、普通に楽しめるわけです。

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プラレールの価格改定

プラレールの価格が4月1日から改定されました。不況と少子化で書いたように、社会状況も踏まえて予測できていたことではありました。今回の値上げで、3両編成の車両セットが、平均して200円、レールや情景部品でも数十円から百数十円の値上げ、ベーシックセットが500円ほど値上げしてあります。(メーカーの価格改定一覧

最近のセット品などを見ていると、従来はタイランド生産が主体だったのに対し、中国生産が増えつつあるのも、コストダウンで価格維持を行っていたメーカーの努力だったと思うのです。

プラレールでの初期投資が、5000円を超えるのも当たり前となってきており、お手頃価格で始めるのとは、ほど遠くなりつつある現状で、魅力ある商品ラインナップやユーザーの要望を反映した商品の発売が、重要なウエイトを占めるようになってくると思われます。

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