プラレールの商品カタログから、ハイパーガーディアン(廃番)のシリーズが消え、代わりにトミカのハイパーシリーズにハイパービルダーという建設用車両のハイパーシリーズが登場しています。
トミカのハイパーシリーズが、ラインナップを増やし、モデルチェンジでリニューアルしているのに対し、プラレールのハイパーガーディアンは、一通りの車両が出揃ったところで終了という明暗を分ける形になっています。
何故これほどまでにトミカとプラレールで違いが出てしまうのでしょうか?
トミカもプラレールも古くからロングランで続いている乗り物のおもちゃと言うことは共通ですし、トミカもプラレールと一緒に遊べるようトミカタウン対応などの周辺アイテムが充実しています。
トミカとプラレールで明暗が分かれたのは、私が察するに明暗を分けた決定的な違い、それはずばり遊び方ではないでしょうか?
トミカは、実車両と違うオリジナルの車両であっても楽しく遊べるのは、車両そのものが遊びの対象だからですが、プラレールの場合、車両とレールがセットで考えられ、レールをどういう配置でレイアウトするかも子供達の魅力の一部となっています。
トミカハイパーシリーズは、大型車両の合体や変形などギミックを使った遊びが主体になるわけですが、プラレールの場合は、まずレールを走らせるという部分が大きく、変形や合体というギミックで遊ぶのがメインではないと言うことが大きな要因と思います。
プラレールにもきかんしゃトーマスやチャギントンといったキャラクターものが存在しますが、元々鉄道のキャラクターなので、受け入れられた部分があると思います。しかし、オリジナル車両であるハイパーガーディアンは、プラレールの世界では受け入れにくい存在だったのかも知れません。
ギミックよりも走行を主とするプラレールでは、やはり存在している車両の方が、受け入れられやすかったのでしょう。トミカハイパーシリーズの場合は、普通のトミカとハイパーシリーズを切り離すことが出来たかも知れませんが、プラレールは、青いレールの上を走ると言う部分が、ハイパーガーディアンを独立したおもちゃとして扱えなかったと言うことです。
プラレールは、車両だけでなく、駅やレール等、より楽しく遊ぶ為の新しいアイテムの商品展開をしながら、現在のようにトミカも絡めた方が、今後の発展に期待出来ると思います。
2023年追記
ハイパーレスキューやハイパーガーディアンなどのハイパーシリーズは既に廃番となっていますが、のちにアニメとタイアップしたトミカドライブヘッド(おもちゃは廃番)や新幹線変形ロボシンカリオンへと進化したのでしょうね。