プラレールに限らず、どんなものでも子供はすぐに飽きてしまいますが、今回は、プラレールで飽きないためにはどうしたら良いのかと言う視点で考えて、プラレールで遊び続けた自分の体験談を踏まえて書いておきたいと思います。
※この記事は、初期公開時、2日に渡り、掲載していたものを2023年に再編集したものです。
プラレール 飽きない為に
プラレールのベーシックセットなど、ある程度の金額を出してセットを購入すると、確かにそれだけで、プラレールは始められますが、セットの内容だけで子供達は満足するでしょうか?
きっと何日も経たないうちに子供は、楕円をぐるぐる回るだけの単調な動きに飽きてしまうはずです。
飽きてしまう理由
最近は、ヒーローロボットの合体ギミックが増え、数千円の高価なものを何体も購入しないと満足できないようになっています。
TVの展開と同時に新しいパーツが増え、追加購入していると万単位の出費というのも当たり前になってきました。では、プラレールはどうでしょうか?
プラレールも同じようにセットで数千円します。しかも、初期のセットで、車両、レール、情景パーツがある程度はいっていますが、セットのレールだけでは、車両は、ほとんどぐるぐる回る線路の上をただ何周も回るだけの単調な動きに子供達は、すぐ満足できなくなってしまうのです。
これでは、せっかく買ってもすぐに飽きてしまいます。おもちゃ箱の片隅で全く動かなくなったプラレールは、宝の持ち腐れですよね。では、どうすればいいのでしょうか、一緒に考えてみましょう。
プラレールが長く愛される理由
私もプラレールで遊んでいた世代です。私が幼年期の頃には、今のようなテレビゲームもなく、合体超合金もようやく出始めたばかりでした。
だから、プラレールは、私のおもちゃ生活を支えてきた商品だったのです。どうしてこんなに長い間、同じ規格の商品が作り続けられているのでしょうか?
それは、プラレールの本当の楽しみを知っている人に支持され続けてきたからなのです。支持されてきた理由は、他ならないあの青いレールにあるのです。
プラレールを象徴する青いレールは、独特の発想で造られたものです。
直線と曲線、ポイントレール、情景パーツ付きレールを組み合わせることで無限の発展性を秘めており、組み立て式を採用することで、昨今の住宅事情でも遊べるおもちゃとしての商品価値を持ち続けているのです。
プラレールがこれだけのロングセラーになった要因の一つには、組み立て式のお座敷運転が可能なレールのシステムにあると思います。
40年以上前に造られたレールと現在、店頭で購入したレールをつなぎ合わせることが出来るのは、親子2~3世代で親しまれたプラレールならではのことではないでしょうか。
組み立て式レールのメリットを生かす
組み立て式レールでお座敷運転をするメリットは、現在の日本のお家事情にぴったりとマッチしたシステムだと言うことです。遊ぶときは、部屋いっぱいに線路をつなげて遊んでも、遊び終わった後は、段ボールの中にでも片付けておくという収納型の運用が可能なわけです。
ちょっと視点を変えれば、収納スペースの確保が出来る分だけのレールを持っておくことが出来るという解釈になりますよね。組み立て式レールのメリットを生かすことで、プラレールのプレイバリューを増やしていくことが出来るのです。
レールを主体にプラレールの商品購入を考えてあげると、子供達は新しいレールの配置を考えて遊ぶようになってくるんですよね。
たとえ、同じ車両でも、レールの配置が変われば、子供達は、いつでも喜んで遊ぶはずです。
プラレールのレイアウト作りは、子供達にとってブロックや積み木で遊ぶのと同じような想像力を養う遊びとして考えてあげるなら、やっぱりプラレールの主役は、青いレールと言うことになるのではないでしょうか?
セットの次にレールを買い足していく
プラレールのセット品は、おきまりの楕円形を作れるセットでしかありません。そこで、注目したいのが単品販売されているレールのバリエーションです。4本で一袋になっているのに価格は、1セット300円ぐらいからと言うお手頃な値段で購入できるのです。
プラレールの線路やポイントを追加で買うと、単なる楕円だけの動きではなく、多くのレールを使って、いつもと違う線路の配置を組んでいくことが出来ます。
レールが増えれば、複数の車両を、一緒に走らせることも出来るようになるので、博覧会ほどの規模ではないにせよ、楽しんで、組み立て、遊ぶだけのものを得ることが出来ます。
レールをたくさん持つ
線路を走る鉄道ならではの事ですが、コレクションのようにたくさんの車両を集めるよりも、たくさんの線路を使った組み立て式レイアウトで、毎回単調にならないレイアウトを作ることが、小さな子供達に、線路を縦横無尽に走り回るプラレールの楽しさを教えていくことが出来るのではないでしょうか?
車両は、ある程度、レイアウトの規模が大きくなったら、複数の車両を購入し、すれ違いの通過等を演出してもいいのではないのでしょうか。
プラレールと言う玩具の楽しみ方は、いろいろありますが、トーマス系のキャラクター版プラレールは、セットで自己完結したり、ちょっとした拡張レールを買って終わる方が多いようです。
逆に通常のJRや私鉄電車のプラレールをする子供の方が、レールの発展性に興味を持って行くケースが多いようです。
レールや情景部品を増やしていくことこそ、飽きないで長く遊ぶ秘訣だと思います。自宅の収納スペースが許す範囲で、レールを拡張すれば、そのレール配置のパターンは、増えたレールの分だけ、どんどん多くなっていきます。
車両だけでは続かない
プラレールで長く続けようと思ったら、車両の魅力だけでは、結構続かないのです。それは、「電車はレールを走ってこそ価値がある」からだと思います。プラレール博など、イベントでプラレールを扱う場合、そのイベントの売りになっているのは、家庭では実現不可能な規模の巨大なレイアウトです。
家の中で楕円形のレールをただ回っている車輌だと、いくら子供達の大好きなトーマスや新幹線でも、買ってから半年もしないうちにおもちゃ箱の中で眠ってしまいます。車輌が増えても走らせるだけのレールがないと、単なるコレクションで終わってしまうのです。
まとめ
2023年現在、私自身、記事を書いた頃と違って子供も成人し、子供と一緒にプラレールで、子供達と遊んだ過去のプラレール記事を再投稿しているのですが、プラレールにも適齢期があり、その時期にずっとプラレールで遊べるだけの環境が無いと、長く遊んで居ないと思います。
少子化で、プラレールのようなロングセラーのおもちゃが、存続し続けていく為の工夫を、開発しているタカラトミーも頑張ってくれていると信じて応援していければと思います。
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